38歳で初めての彼女

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今まで38年間彼女のいなかった自分にとうとう彼女ができた。
約一年ほどマッチングアプリを使っていたが粘った甲斐があったと思う。
始めはマッチングしても無視されたり、あっと言う間にフェイドアウトされたりともう散々だった。
そんな中でも少しづつメッセージのコツを掴んでいき、数人とは実際に会うことができた。
ただ残念ながらそのほとんどは一度会っただけで終わり、最高三回まで会った人もいたが、結局振られてしまった。
振られる理由はいつも決まっていて、「ものすごく良い人だけど恋愛対象に観ることができない」ということだった。
そんなことは分かってる。38年間ずっとそんな感じだったから。
それでも何度聴いても堪える。
今更38年間染み付いたものは消えないし、どうしようもない。
もうマッチングアプリをアプリを辞めようと思っていた。
そんな中で出会ったのが彼女だった。
その当時同時進行で本命の子がいて、その子と頻繁にラインでやり取りをしていた。
だからハッキリ言って最初は本命に振られた時のキープ的な扱いだった。
そもそも歳が結構離れていたし、ダメもとでいいねを送った子だったのでその内フェイドアウトされるだろうと思っていた。
今思えば大変申し訳なかったが、この出会いは本当にラッキーだった。
転機は本命の子に振られた事だった。一度会ってラインも続いていたが、結局相手に良いひとが見つかって、またごめんなさいをされてしまった。
うまくいっている気がしていたのでめちゃくちゃ凹んだ。
そこでまだやりとりが続いていた彼女に切り替えることにした。
最初は微妙かと思っていたが、メッセージをするにつれて反応は良くなっていった。
気がついたらラインを交換して、毎週末長電話をする仲になっていた。
コロナもあってなかなか会うことができなかったが、何とかデートに行くことができて、どんどん好きになっていった。
ただやっぱり一抹の不安が頭をよぎる。
自分が一方的に好意を持っているだけで、向こうはただの友達としか思っていないんじゃないかと。
本当に不安で不安でしょうがなかった。
でもやっぱり好きだから告白するしかなかった。
2回目のデートは遊園地に行くことになった。やたらと観覧車に乗りたがっていたので、恐らく好意があるんだろうと都合の良い解釈をし、告白する決心をした。
「好きです。付き合ってください」
結果は…
「よろしくお願いします」
初めての彼女ができた瞬間だった。
本当に嬉しかった。何度も振られてきたけど、頑張って良かった。
帰りに手を繋ぐこともできて、心が暖かくなった。
これがオリンピックの開幕した7月23日の出来事。
自分にとってオリンピックより忘れられない日になった。
彼女を大切にしたいと心に誓った。